インターネット登場後、芸能人の人気の指標はテレビへの露出度だけではなくなりました。
最もわかりやすいのはSNSのフォロワー数です。
そして、今最も勢いのあるSNSと言っていいinstagram、通称インスタで実に約800万人のフォロワーを誇り、日本のトップに君臨するのが渡辺直美さんです。
1.渡辺直美さんのプロフィール
渡辺直美さんは、よしもとクリエイティブ・エージェンシーに所属するお笑い芸人です。
日本人の父と台湾人の母を持つ、1987年生まれの現在30歳。
東京NSC12期生で、同期のササキりなさんと「フレッシュライム」というコンビを組みますが、2007年に方向性の違いを理由に解散。
その後、ピン芸人として活動を始めます。
同期にはササキりなの他に、ジャングルポケット、お茶ノ水男子、アンミンカンミンなどがいます。
女優や歌手、ファッションデザイナー、さらには司会業など幅広い分野で活躍していますが、主軸となっているのはピン芸人としての活動です。
特にアメリカの有名歌手である「ビヨンセ」のモノマネは、彼女のブレークのきっかけともなりました。
他にも「リアーナ」や「レディー・ガガ」、「シンディー・ローパー」などのアメリカ有名歌手から、「倖田來未」「美空ひばり」「絢香」などの国内有名歌手までさまざまなレパートリーを抱え、芸人としての腕を磨くことに余念がありません。
2.デビュー前の渡辺直美さん
そんなモノマネ職人の渡辺直美さんですが、デビュー前には色々苦労もありました。
台湾に生まれた彼女は、親の離婚により貧乏な幼少期を過ごします。
その日食べる物がないことさえあり、そんな時はチラシの切り抜きを見つめ、それをおかずとしてお米を食べていたそうです。
また、台湾人とのハーフなので中国語は多少できますが、それ以外の勉強は全くできなかったため高校受験に失敗し、進学することすら叶いませんでした。
しかし、ここで一念発起します。
小さい頃から芸能界に憧れていて、時には友達にモノマネを披露することもあった彼女は、夢を追いかけることを決断。
ファミリーレストランで働いたお金を貯金に回し、家出同然で実家を飛び出してNSCに入学しました。
そしてその後、2008年にビヨンセのモノマネをテレビで披露すると、一躍スターの仲間入りすることに成功。
お茶の間を賑わせる存在にまで成長します。
3.インスタがバズった理由
その後、現在までテレビで活躍し続けていますが、並行して彼女はインターネット上でも自分を発信し始めて、さらに爆発的な人気を得ます。
それが、先ほど述べた大人気SNSインスタです。
彼女のインスタには、キレイな風景の旅行写真や華やかな人間関係を露わにする、いわゆるセレブのような写真が数多く投稿されています。
日本では一般的にはこのようなものを拒絶する人間が一定数いますが、彼女の場合はそうはなりませんでした。
なぜなら、芸人としての面白い彼女が既にテレビで認知された後なので、どんなにセレブを前面に出そうとも見ている側にはコミカルに映るからです。
つまる所、嫌味がないのです。
これは、彼女が自身の芸を疎かにしなかった結果で、他の人が真似をできるものではないでしょう。
彼女をインスタグラムの女王たらしめているのは女性のセレブへの憧れではなく、自身の努力の積み重ねです。
4.渡辺直美さんの年収
努力を怠らない渡辺直美さんですから、収入も右肩上がりでしょう。
自宅は港区の東京タワーが見える立地に加え、間取りも2LDKの130平米、なんと家賃70万円だそうです。
愛車は高級車ブランドとして知られているレクサスの4WDタイプである「レクサス LX」で、値段は1000万強。
他にも、1泊20万円もするホテルに泊まるのが趣味だったり、月に100万円も服に出費したり、徒歩5分で行ける場所でもタクシーを手配するなど、その浪費ぶりには枚挙に暇がありません。
先ほど「セレブのような」と言いましたが、実際にセレブと言っていいような生活をしています。
これらのことから、彼女の年収は約4000万円と推測されています。
30歳の平均年収が男女合わせて403万円なので10倍、また、平均1000万前後とされる、パイロット、医者、大学教授、弁護士などの職業と比べても、4倍ほど差があります。
女性で年収1000万を超えているのは人口の1%程度とのデータもあります。
ものすごい額ですが、芸能人ということを加味すると納得できないものではありません。
家賃70万、愛車は1000万というセレブな渡辺直美さん
収入の面からもその人気ぶりが伺え、留まることを知らない勢いの渡辺直美さんですが、今後も活躍を目にすることは多いでしょう。
というのも、現在では海外でも人気がふつふつと沸いてきており、NYでの公演を成功させたこともあります。
また、今年NY国連本部で行われた東京ガールズコレクションのファッションセレモニーにも出演しました。
芸のわかりやすさは世界共通ですし、彼女はその芸を疎かにすることはありません。
日本でインスタの女王として君臨したように、世界のクイーンとして君臨する日も遠くないかもしれません。