和裁士の収入・年収は240万円。和服の仕立てと直しが主な仕事

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和裁士の収入・年収は240万円。和服の仕立てと直しが主な仕事

和服の仕立てや直しを行う人のことを和裁士と言いますが、現代の日本人が和服を着るのは特別な行事などの際に限られるものです。

そんな今の時代にあって、和裁士はどれだけ収入が得られるかという点を中心に紹介します。

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1.和服の仕立てと直しが和裁士の主な仕事

日本人の間で洋服が広く普及するようになったのは昭和の戦後で、それ以前は大半の人が和服を日常着としていたものです。

洋服と和服では製作の仕方からして異なっており、和服には着る人の体型に合わせてサイズなどを自在に調節できるという特徴があります。

和服を仕立てる際には反物と呼ばれる長い布を裁断し、洋裁と違ってミシンを使わず手縫いで仕立てていきます。

子供が成長したり大人になってから体型が変わったりしてそのままでは着られなくなった着物でも、直しを入れれば体型に合わせて仕立て直すことが可能です。

そうした仕立てと直しが和裁士の主な仕事で、直しの仕事には寸法直しやたるみ直し・ほころび直しなどさまざまな作業が含まれます。

特に反物を預かって仕立てを行う仕事や、預かった着物の縫い目をほどいて行う仕立直しの仕事は、和裁士の腕の見せ所となる大がかりな作業です。

2.和裁所社員の給料は平均を下回る水準

和裁所に正社員やパートとして雇用される方法と、フリーランスとして個人の仕立て屋を経営する方法の2つが和裁士の主な働き方です。

和裁所の多くは呉服店やデパート・貸衣装店などの顧客から和服や反物を預かり、所属する和裁士にそれぞれ仕立てや直しの仕事を割り当てています。

和裁所の社員になることである程度決まった給料はもらえますが、その給与水準は決して高いとは言えません。

和裁所に採用された場合の初任給が20万円を上回るケースはほとんどなく、和裁士全体の給料も平均20万円程度と推定されるのです。年収は240万円位ですね。

フリーランスの仕立て屋を営む和裁士の中には月収数十万円を稼ぐ人もいますが、そのような人は経験豊富で仕事が早く数多くの仕立てや直しの依頼をこなしています。

フリーランスの和裁士も常に安定した仕事に恵まれるという保証があるわけではなく、高収入を維持するにはある程度の営業努力も欠かせません。

3.長時間の作業で肩こりや眼精疲労も

和裁所勤務とフリーランスも合わせた和裁士に共通する悩みとしては、長時間同じ姿勢で根を詰めて作業することによるさまざまな体調不良が挙げられます。

和裁の仕事は昔から女性が主な担い手とされてきただけに体力はそれほど求められませんが、長い時間座りっぱなしでいるのも決して体に良いことではありません。

和裁士の中には肩こりや腰痛に悩まされている人が多く、血行不良と運動不足を主な原因とするそうした症状は職業病とも言えます。

仕立ての仕事でも直しの仕事でも手縫いの際には細かい作業を強いられるだけに、眼精疲労や頭痛を訴える和裁士も少なくありません。

年齢とともに老眼が進行すると細かい作業を進めるにも効率が悪くなり、その分だけ稼ぎが減ってしまうことも考えられます。

フリーランスの場合は自分のペースで仕事ができるとは言え、何日までに仕上げてほしいというお客さんの要望を断ると得意客を失うことになりかねないため、どうしても無理をしがちになります。

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4.フリーランスの和裁士なら自宅でも稼ぐことが可能

そうした身体面のつらさはありますが、和裁士の仕事は男性よりも細かい仕事が得意な女性の間で昔から人気を集めてきました。

女性がお金を稼ぐ方法として、仕立てや直しの仕事は江戸時代から最もポピュラーとされていたほどです。

フリーランスの仕立て屋と言っても特別な店舗などを構える必要はなく、自宅をそのまま仕事場にできるという点で一種の気楽さもあります。

子育てや介護などで家庭を離れられない女性の間では、自宅で手軽に稼げる和裁士の仕事は主婦業との両立が可能な点でも根強い人気があるものです。

前述のような老眼の問題もありますが、それほど体力を必要としない和裁士ならある程度の年齢になっても稼ぐ手段が確保できるという心強さが持てます。

経験を積んだベテラン和裁士の中にはカルチャーセンターや自宅で和裁教室を開き、後進の指導に当たりながら収入を増やしている人も少なくありません。

5.大学・専門学校の和裁コースや和裁教室で学ぶ

昔はたいていの地域に和裁の技術に長けたお師匠さんがいたため、若い女性の多くはそうした人の家に通いながら仕立てや直しを教わっていたものでした。

現在では和服を着る人そのものが少なくなった影響もあってそうした人がめっきり少なくなり、家の近所で和裁を手軽に習うのも難しいのが現状です。

そんな時代でも和裁士には一定の需要が見込まれることから、全国各地には和裁コースを持つ大学や短期大学・専門学校がまだまだ多く存在します。

まずはそうした学校に入学して和裁を基礎から学び、卒業後は和裁所に就職して実務経験を積むというのが和裁士を目指すための一般的なコースです。

和裁教室を開いている和裁士から習うという方法もありますが、専門学校は就職や資格取得に有利な点で人気を集めています。

国家資格の和裁技能士や民間資格の和裁検定に合格することで、和裁所に就職した際にも給与面で優遇される可能性が出てくるのです。

気軽に在宅勤務ができる和裁士の仕事

呉服店やデパートなどの大口顧客から安定した仕事を得ている和裁所に勤務する働き方に加え、自分のペースで仕事ができるフリーランスの選択肢もある点が和裁士の魅力です。

日本舞踊家や温泉旅館の女将など着物を着る職業の人を顧客としたり、着付け師を兼務したりすることでフリーランスの和裁士にも収入を増やす道が開けます。

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