
日本人の平均年収を国税庁が発表した「国民給与の実態調査」から読み解くと、
民間会社員の平均年収は408万円です。
でもこの年収は男女を合計した金額なんですね。
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男女別で平均年収を見てみると、男性502万円、女性268万円です。
これは男女の格差がありすぎますね!
でもこの統計データをよく見てみると、実はこの平均年収の差は格差ではないかもしれないのです。
この平均年収の差は男女の働き方が違うためかもしれないのです。
女性は20代後半から30代にかけて結婚・出産で仕事の最前線から離れてパートやアルバイトで働くことが多いんですね。
そのため、平均年収が下がります。
逆に男性は家庭を守るために会社で長時間労働して残業代を稼いだり、サイドビジネスをしたりして平均年収を増やしているのです。
これが男女の平均年収の差が大きい原因でしょう。
ただ、非正規雇用の平均年収は168万円ですから、これは稼ぎたくても稼げない厳しい実態ですね。
同じ年齢の人たちの仕事の年収はどの位でしょうか?
国税庁の『民間給与実態統計調査』の「年齢階級別の平均給与」を見てみましょう。※(平成26年)9月のデータ
☆年代別平均年収 (2014年 平成25年)
●19歳以下
男性平均年収:142万円
女性平均年収:106万円
計平均年収:126万円
●20歳以上 - 24歳以下
男性平均年収:265万円
女性平均年収:226万円
計平均年収:246万円
●25歳以上 - 29歳以下
男性平均年収:371万円
女性平均年収:295万円
計平均年収:339万円
●30歳以上 - 34歳以下
男性平均年収:438万円
女性平均年収:294万円
計平均年収:384万円
●35歳以上 - 39歳以下
男性平均年収:499万円
女性平均年収:297万円
計平均年収:425万円
●40歳以上 偏頭痛4歳以下
男性平均年収:568万円
女性平均年収:290万円
計平均年収:459万円
●45歳以上 - 49歳以下
男性平均年収:638万円
女性平均年収:292万円
計平均年収:491万円
●50歳ディープキス4歳以下
男性平均年収:649万円
女性平均年収:281万円
計平均年収:491万円
●55歳以上 - 59歳以下
男性平均年収:629万円
女性平均年収:275万円
計平均年収:485万円
●60歳以上 - 64歳以下
男性平均年収:460万円
女性平均年収:221万円
計平均年収:362万円
男女の平均年収の差が激しいとても大きい!
女性の年齢別平均年収を見ると、年齢が上がっても平均編集はあまり上がっていませんね。
男性は「50歳以上 - 54歳以下」の年齢までは徐々に平均年収は上がっています。
しかも、女性の平均年収は、「35歳以上 - 39歳以下」の時の「平均年収:297万円」が最高です。
女性は生涯を通じて平均すると年収300万円までもいかないんです。
厳しい実態ですね。
男女の平均年収の差の年齢別は?
●19歳以下
男女差:36万円
●20歳以上 - 24歳以下
男女差:39万円
●25歳以上 - 29歳以下
男女差:76万円消化器内科
●30歳以上 - 34歳以下
男女差:144万円
●35歳以上 - 39歳以下
男女差:202万円
●40歳以上 - 44歳以下
男女差:278万円
●45歳以上 - 49歳以下
男女差:346万円
●50歳以上 - 54歳以下
男女差:368万円
●55歳以上 - 59歳以下
男女差:354万円
●60歳以上 - 64歳以下
男女差:239万円
OECD加盟国の「男性と女性の状況」についての調査報告書によると、
全てのOECD加盟国で、男女の平均年収の差が大きいようです。
報告書は、全てのOECD加盟国で男性より女性のほうが平均年種が低いとコメントしています。
特に差が大きいのは韓国、日本、ドイツ、スイス、カナダ、アメリカです。
これらの国では男性の平均賃金は女性より20%以上高いんですね。
特に韓国40%も男性の平均年収が高いです。
日本でも30%以上男性の平均年収が高いですね。
特に大きな問題は平均年収だけではなく全ての労働条件が男性より女性のほうが厳しい点です。
OECD加盟国ほぼすべての国で、女性の方が雇用自体が少ないですし、職種も少なく、キャリアアップの機会も少ないのです。
さらに女性は正規雇用が少なくてパートタイム労働が多いんですね。
女性の4人に1人はパートタイムです。パートタイム労働全体の4分の3は女性が占めています。
とくに主婦は扶養控除の関係もあって非正規労働が多いですね。
厚生労働省は、企業へ男女間賃金格差解消のガイドラインを伝えてはいます。
賃金に関する男女格差が違法だから是正すべきだということですね。
企業内での「格差の実態」を雇用管理データを男女別に集計・指標化しようとはしています。
安倍首相は女性の積極的な社会活用、いわゆる「ウーマノミクス」を宣言して2020年までに企業や政府内の役職者の30%を女性が占めることを目標にしています。
確かに今、日本では女性が出世するチャンスはなかなかないのが実際です。
また、たとえ女性が出世しても、そのために失うものも多すぎるように感じます。