
お客様へお食事を運んだり、ホテルで快適に過ごしてもらえるように対応するルームサービスの仕事。
華やかに見える職業ですが、実際の仕事はどうなのでしょうか。
今回は、ルームサービスの仕事について、仕事内容や労働条件、やりがい、苦労などをご紹介していきます。
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1.ルームサービスの仕事内容
ルームサービスの仕事は、ホテルに宿泊しているお客様からの注文に応える仕事です。
お客様のお部屋にはルームサービスのメニューが置いてありますので、基本的にはその中からの注文になります。
お客様からの注文があったら、注文を厨房に通し、出来上がった食事をお客様のお部屋まで運びます。
24時間体制でルームサービスを行っているホテルも多く、夜間の注文もあります。
また、ルームサービスのメニューに載っている以外のご要望にもできる限り応えます。
例えば、レストランがあるホテルでも、お客様が「部屋でゆっくり食べたい」と言われた時には食事を部屋まで運ぶこともあります。
その他お客様からの問い合わせの電話対応や、清掃、ベッドメイキングを担当することもあります。
このように、お客様がホテルでの宿泊で困ることがないように過ごしてもらうことがルームサービスの仕事です。
2.ルームサービスの労働条件
ルームサービスの仕事の労働条件ですが、平均年収は300万円未満です。
平均年齢は26歳前後と比較的若い人が集まる職場です。
華々しく見える世界なので人気な職業ですが、ハードな面も多く離職率も高いのが現状です。
社員だけでなく、アルバイトとして働く人と一緒に仕事をすることがあります。
お客様からの注文をこなしていくので、受身な仕事とも言えます。
注文がなければ暇な時間ができることもあります。
3.ルームサービスで必要な能力
ルームサービスの仕事では、メニューに載っていること以外の内容を頼まれることもあります。
そのため、お客様からのご要望に臨機応変に対応していく力が求められます。
人と接するお仕事なので、人が好きなことやコミュニケーション能力が必要です。
また、言われたことだけをするのではなく、きめ細かいところまで気遣いができる力も必要になります。
言葉遣いはもちろんですが、電話対応が苦手だと苦労することになります。
時には外国人のお客様が宿泊されることもあるので、語学力が必要になることもあります。
4.ルームサービスのやりがい
ルームサービスのスタッフは、ホテルで過ごすお客様にとって一番近い存在になります。
お客様と直接接する仕事なので、喜んでいる姿を見ることができたり、やりがいを感じやすいです。
いろいろなタイプのお客様と接するので、様々な価値観に触れることもでき、自分の幅を広げることができます。
外国のお客様が宿泊されることもあり、勉強が必要になるので語学力も身につきます。
5.ルームサービスの苦労
ルームサービスのスタッフは、お客様にとって身近な存在で満足度にも直接関わってくるので、その分クレームの対応をしなければいけないこともあります。
お客様に合った対応をすることができず、お客様に不快な思いをさせてしまう経験をすることもあるはずです。
部屋にお客様の嘔吐物などが残っていることもあります。
中には無理な注文をしてくるお客様もいます。
著名人を相手にすることも多く、粗相があってはいけないと、緊張は付き物です。
いつも忙しいわけではなく、暇な時間も多いため、常に忙しくしていたいという人は苦しく感じることがあります。
6.ルームサービスの仕事に向いている人
ルームサービスの仕事は、お客様から言われたことだけをすればいいというわけではありません。
お客様に喜んでもらえるように、細かいところまで気を配ることができる人が良いでしょう。
また、様々なタイプのお客様が利用しますので、どんなタイプの人にでも丁寧に接することができる人が向いています。
人と接するお仕事なので、時には傷つくようなことを言われることもあります。
反省することは大事ですが、引きずらずに切り替えの早い人がいいでしょう。
お客様のお部屋へ食事を運んだ時には、料理の内容を聞かれたり、注文の際に日本語が話せない外国のお客様もいらっしゃいます。
料理の説明や外国語での案内がきちんとできるように、日ごろから勉強して備えておける人でないといけません。
ルームサービスは、ホテルでお客様が快適に過ごすためのサービスをする仕事
以上、ルームサービスの仕事についてご紹介しました。
華やかな世界ではありますが、実際に仕事をしてみると理想とは違うこともあります。
人を相手にする仕事ですから、あのお客様には喜んでもらえたのに、このお客様には良く思ってもらえなかった等、いつも同じようにはいきません。
ですが、お客様から直接お礼の言葉をもらえたり、喜んでいる姿を見ることができたり、やりがいは十分にある仕事です。