通関士の収入・年収は400万円。貿易分野で唯一の国家資格

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通関士の収入・年収は400万円。貿易分野で唯一の国家資格

貿易関係の仕事と言えば花形のイメージがあるため根強い人気がありますが、その中でも通関士は唯一の国家資格です。

通関士の資格を取得することで就職や収入にどれだけ有利になるかという点を中心に案内していきます。

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1.通関業者に就職し通関手続きを代行

日本経済は自給自足では到底成り立たず、海外からのさまざまな農林水産物や原料・製品などの輸入が欠かせません。

一方で日本の優秀な技術力は世界に高く評価されており、自動車や機械など多くの日本製品が海外に輸出されています。

そうした貿易には国際的なルールが存在するため、輸出入の際には税関の審査を受けることが必要です。

これが通関と呼ばれる一連の手続きで、税関の許可を得ないまま輸出入を行った場合は密輸として処罰の対象となってしまいます。

通関の手続きは非常に煩雑なため、貿易を手がける企業の大半は通関業者を利用して申告と検査から輸出入の許可を得るまでの手続きを代行してもらっているのです。

輸送会社や倉庫会社などの通関業者は、いずれも1人以上の通関士を設置すれば通関業務を行うことができます。

通関手続き代行や関税の納付代行だけでなく、税関への不服申立てなども通関士が担当する仕事の1つです。

2.資格手当を加算しても平均年収よりやや高い程度

国家資格の通関士は以上のような通関業務を独占業務とするのに加え、通関士としての名称独占も法律で認められています。

通関士の名称を持つとは言え、弁護士や司法書士のように士業として独立開業することはできません。

原則的に通関業者の社員として働くことでしか通関士としての独占業務を行うことができないため、得られる収入もその就職先の給与体系によります。

通関業者の規模によっても収入に差は出てきますが、通関士として就職した場合の初任給は20万円程度で、通関士全体の平均年収も400万円から450万円程度です。

資格を取得することで1万円前後の資格手当が加算される例が多いため平均年収を若干上回るとは言え、一般の士業と比べると高収入には結びつきにくいと言えます。

ただし通関士の就職先はそうした通関業者に限らないため、後述するように就職先の選び方によっては平均を上回る年収を実現させることも十分に可能です。

3.倉庫で税関職員の検査に長時間立ち会うことも

通関業者に勤務する通関士は煩雑な書類作成や手続き代行に毎日追われていますが、税関職員の荷物検査に立ち会うのも仕事の1つです。

税関職員は書類を厳重にチェックして関税や消費税などが正しく支払われているかどうかを確認する他に、違法な品が扱われていないかどうかも厳しく検査します。

通関業者の側で税関に貨物を持ち込んで検査してもらう場合もありますが、税関職員が港湾や空港の倉庫に赴いて検査を行う場合も少なくありません。

真冬の寒い倉庫で長時間の検査に立ち会う仕事などは、慣れている通関士でもなかなかつらいものです。

税関に提出する輸出入申告の書類は少しでも不備があると許可が降りず、手続き代行を依頼した顧客に不利益な結果となってしまいます。

税関への不服申立てや主張・陳述代行なども通関士にとって神経を使う仕事で、許可が得られるまで長時間の残業をしてでも対応に迫られることになります。

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4.より年収の高い企業への転職の可能性

貿易を手がける企業からの依頼を受けて通関業務を代行している通関士の多くは、一般会社員の平均年収とそれほど変わりない収入を得ながら日々の仕事をこなしています。

通関士としての業務を行うには年に1回行われる通関士試験に合格した上で、税関から通関士としての確認を受けなければなりません。

そのためには少なくとも一度は通関業者に就職し、税関から通関士として認めてもらう必要があります。

業務独占・名称独占資格を持つ通関士として一度認定されてしまえば、以後の勤務先は必ずしも通関業者に限定されません。

輸送会社や倉庫会社が多い通関業者はよほどの大手でない限り給与水準はそれほど高くありませんが、大手の商社や百貨店・製品メーカーなどの中には通関手続きを外注せず自社で行っている企業も見られるのです。

特に大手商社の社員は平均年収が1000万円以上にも達しますので、そうした大企業に採用された通関士には高収入を得る道が開けることになります。

5.通関士試験の合格率は年による変動が大

就職先の選び方によっては平均以上の高収入を得ることも可能な通関士の資格を取得するには、通関に関する専門知識を問われる国家試験に合格しなければなりません。

この通関士試験は学歴や年齢・経歴を問わず誰でも受験できますが、試験内容は極めて専門的です。

通関業法や関税法・外国為替及び外国貿易法など関連する法律の知識に加え、通関書類の作成や通関手続きの実務に関する知識も求められます。

5年以上通関業務に従事した人は通関実務の科目が免除されるなど、通関業者に就職して一定期間勤務した経験を持つ人ほど受験に有利なシステムです。

通関士試験の合格率はその年による変動が大きく、20%以上の人が合格した年もあれば合格率7%の年もあります。

通関業者での実務経験がない人が試験に合格するには相当に勉強しなければなりませんが、資格スクールや通信講座を受講して専門知識を身につける勉強法は受験対策として効果的です。

貿易分野で唯一の国家資格「通関士」の仕事

食料品や日用雑貨・家電製品など、身の回りにある商品にも海外から輸入された品が増えています。

経済のグローバル化に伴って輸出入の動きはますます活発化すると予想されているだけに、通関士の需要は尽きることがありません。

資格を取得することで貿易関係への就職に有利となる通関士は、安定した収入につながる職業です。

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