不動産鑑定士の収入・年収は700万円。公的評価と民間評価の不動産鑑定が主要な業務

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不動産鑑定士の収入・年収は700万円。公的評価と民間評価の不動産鑑定が主要な業務

毎年3月になると1月1日現在の地価公示が発表されますが、そうした標準地の地価を評価しているのが国家資格の不動産鑑定士です。

独占業務の仕事内容と平均的な収入に加え、資格試験の難易度についても紹介します。

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1.公的評価と民間評価の不動産鑑定が主要な業務

不動産に関する国家資格では宅地建物取引士が広く知られていますが、こちらは不動産取引の際に重要事項の説明や契約書等への記名・押印を専権業務としています。

これに対して不動産鑑定士は公正な立場からの不動産鑑定評価を独占業務としており、地価公示に伴う鑑定も国土交通省からの依頼を受けて不動産鑑定士が行う仕事の1つです。

そうした公的評価に関わる仕事は標準地の地価や路線価の評価に加え、裁判所の依頼を受けて行う競売物件の評価なども含まれます。

不動産鑑定士の仕事には公的評価と民間評価の2つに大きく分けられますが、このうち民間評価の依頼先は銀行や会計事務所などが中心です。

不動産鑑定士の勤務先は不動産鑑定事務所だけでなく、信託銀行などの金融機関や不動産会社・建設会社なども含まれます。

独立開業を果たした不動産鑑定士の中には国家資格の強みを生かし、不動産に関する調査分析やコンサルティング業務を行っている人も少なくありません。

2.平均年収は約700万円で外資系金融機関ならさらに高収入

勤務先によっても数字は変わってきますが、不動産鑑定士は不動産関係の中でも高収入の職業として知られています。

不動産鑑定士全体での平均年収は約700万円と言われており、400万円程度と見られる一般会社員の平均年収を上回る水準です。

同じ不動産関係でも宅地建物取引士は年収が会社員の平均と同程度で、土地家屋調査士でも年収400万円から600万円と推定されます。

特に外資系金融機関に勤務する不動産鑑定士では、年収1000万円以上の人も少なくありません。

一般の不動産鑑定事務所では、仕事の依頼数によっても収入が大きく左右されるものです。

固定資産税の評価員を務める不動産鑑定士は、3年に1回の評価替えの際に仕事量が増えて収入の大幅アップも期待できます。

投資家向けのデューデリジェンス業務などさまざまな民間評価やコンサルティング業務も、報酬額の設定次第では高収入につながる仕事です。

3.資格取得するまでが大変で不合格のリスクも

このように不動産鑑定士は収入面でも一般の会社員より恵まれている職業と言えますが、資格試験は難易度が高く、資格を取得するまでに何年もかかる点は覚悟しなければなりません。

難関の試験に合格してもすぐに不動産鑑定士としての仕事を開始できるわけではなく、講義と基本演習・実地演習からなる一定期間の実務修習が必要です。

このうち実地演習では不動産鑑定事務所で鑑定士の指導を受けながら、合計22件の鑑定評価報告書を作成しなければなりません。

この報告書は「更地・建付地」や「貸家及びその敷地」など実地演習に必須とされる類型をそれぞれ消化する必要があり、この間は鑑定士見習いの扱いで給料も低く抑えられます。

晴れて不動産鑑定士となった後は収入面で優遇されますが、山林や荒れ地も含めた土地の現地調査を行う上ではさまざまな苦労も予想されます。

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4.景気にそれほど左右されず安定した仕事

他人の土地を調査してその価値を鑑定する仕事に付きものの苦労は、転じて仕事のやりがいにも結びつくものです。

不動産鑑定士が評価の対象とする土地の中には、一般の人が簡単には立ち入れないような場所も少なくありません。

そうした土地にも調査目的で立ち入り、専門知識に基いて適正な評価を下して金額に換算する仕事は他の職業にない一種の特権とも言えます。

不動産鑑定士の仕事にはフィールドワークも多いだけに、いろいろな土地に赴いて調査するのが好きな人に向いた職業です。

特に国土交通省など公共機関の依頼を受けて行う公的評価は全国の不動産鑑定事務所に割り振られるため、景気にあまり左右されず安定した収入が得られる点も見逃せません。

独立開業を果たした場合は公的評価に関わる仕事への新規参入も難しい面はありますが、企業の所有する不動産の時価評価を行う仕事や投資家向けのコンサルティング業務などでカバーは可能です。

5.最終合格率は数%の難関試験対策

不動産鑑定士になるためには難関と言われる国家試験に合格した上で前述の実務修習を受け、さらに修了考査にも合格しなければなりません。

このうち小論文と口頭試問からなる修了考査は合格率が90%前後で難易度もそれほど高くありませんが、短答式と論文式からなる不動産鑑定士試験は最終合格率が数%という超難関です。

合格率が30%前後の短答式試験の合格者は、以後2年間論文式試験を受験する資格が得られます。

この論文式試験は合格率10%台で最も難易度が高く、独学では合格が困難と言われているため予備校などを利用した受験対策が欠かせません。

最近では場所や時間の制約を受けずに学習できる通信教育も充実しており、予備校へ通うのが難しい地方の受験者を中心に人気を集めています。

不動産関係で安定した仕事を目指す人にとっては転職にも有利になることから、40代以上で不動産鑑定士試験に挑戦している人も少なくないのです。

高収入を期待できるが資格の難度が高い不動産鑑定士

以上に見てきたように不動産鑑定士は試験に合格するまでが大変ですが、一度資格を取得すれば更新などもないため一生の仕事として安定した収入に結びつきます。

公共機関からの仕事依頼だけでなく不動産会社や金融機関でも不動産鑑定士の活躍の場は多く、将来は独立開業でさらに高収入を実現させる可能性も秘めた職業です。

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