検察事務官の収入・年収は450万円。HEROとは違い、実際は地味ながら検察業務を支える重要な役割

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検察事務官の収入・年収は450万円。HEROとは違い、実際は地味ながら検察業務を支える重要な役割

検察庁に所属して検事らとともにさまざまな検察業務を行う検察事務官は、検察官を補佐するのが主な職務です。

ドラマでも脚光を浴びているせいか人気の高まっている職業ですが、実際には地味な仕事が大半を占めています。

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1.一定年数勤務後に給与水準の高い公安職へ

検察庁に所属する職員には検事や副検事などの検察官と検察事務官・検察技官などの種類があって、このうち検察官は全国でも3千人弱しかいませんが、検察事務官は1万人近い人数が勤務しています。

検察事務官になるためには人事院が実施する国家公務員採用一般職試験に合格し、なおかつ各検察庁の面接を受けて採用されなければなりません。

この試験には大卒程度試験の行政区分と高卒程度試験の事務区分という2種類があり、合格倍率はそれぞれ5倍前後に達します。

採用された後は行政職(一)という国家公務員の俸給表が適用され、初任給は大卒の場合が約20万円で高卒の場合が約16万円です。

検察事務官は一定年数の勤務経験を経た後、給与水準が12%ほど高い公安職(二)の俸給表へと切り替えになります。

平均年収は450万円を上回り、勤務年数が長くなるほど一般企業会社員の平均を上回る収入が得られるのです。

2.捜査公判部門と検務部門・事務局部門で異なる仕事内容

検察事務官の仕事は検察官の補佐が主な役目ですが、配属される部門によっても仕事内容に違いが見られます。

検察官とともに事件の捜査を行う捜査公判部門に加え、検察庁の窓口としての業務を行う検務部門、総務や会計などを担当する事務局部門の3つが配属先の部門です。

捜査公判部門では検察官の取り調べに立ち会って記録を取ったり事件の調査を行ったりする立会事務に加え、起訴・不起訴処分や公判に向けての手続きも行います。

検察官とともに裁判に立ち会うのも捜査公判部門に属する検察事務官の重要な任務ですが、検察庁ではこの他にも膨大な量の事務をこなさなければなりません。

警察から送られてきた事件を受理し、証拠品の保管・処分や犯罪歴調査、さらには懲役刑の執行手続から罰金等の徴収に至るまでの窓口業務を行うのが検務部門の役割です。

検察官にはそうした細かい事務に煩わされている暇がないため、サポート役となる検察事務官の役目が重要になってくるのです。

3.司法試験に合格しなくても検事への昇任が可能

検察事務官が人気を集めている理由の1つとして、司法試験に合格しなくても将来的に副検事や検事へと昇任できる可能性があるという点が挙げられます。

テレビドラマでも花形の職業として描かれることの多い検事になるためには、通常であれば超難関の司法試験に合格しなければなりません。

法律に関わる国家資格の中でも最も難易度が高いと言われる司法試験の受験資格を得るには、法科大学院卒業か予備試験合格のいずれかが必要です。

検事になるまでには非常に険しい道が待っていますが、検察事務官として一定年数の勤務経験を積めば副検事になるための考試が受けられます。

副検事として3年以上の勤務経験を積んだ後に検察官特別試験にも合格すれば、検事へと昇任できます。

検事になると年収1000万円以上にまで大幅アップすることも可能なため、そうした将来性を秘めた点が検察事務官の魅力の1つとなっています。

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4.上下関係が厳しく重圧の強い仕事

努力次第では検事にまで出世する道が用意されているとは言え、順調な出世コースをたどったとしても副検事昇任までに10年以上かかるのが普通です。

すべての検察事務官が検事や副検事になれるわけではなく、検察事務官のまま定年を迎える人も少なくありません。

検察事務官としての仕事そのものは検察庁内のさまざまな雑事を引き受ける雑用係のような側面もある上に、コンビを組む検察官の性格によっては大きなプレッシャーを受ける可能性も出てきます。検察庁は上下関係が厳しいとも言われており、特に検事との関係においては緊張を強いられる場面も少なくありません。

検察事務官は、検事を補佐するための存在で、実質的な権限はあまりありません。検事は別格の存在です。50代以上のベテラン検察事務官も、20代の新人検事には頭が上がらないのが実際です。木村拓哉のHEROで知名度だけは上がりましたが、実際は地道な仕事が大半を占めます。テレビの中で活躍する姿とは大きなギャップがあります。

副検事になっても、実質的には検察事務官です。扱う事件は、窃盗や薬物事件、傷害、交通事故などです。
検察の中のヒエラルヒーを病院に例えると、医 師=検事、看護士=副検事、事務員=検察事務官が妥当なところです。

裁判では被告人を厳しく追及して刑の執行を要求するのが検事の役目だけに、その下で働く検察事務官にも公安職としての自覚が求められます。

検事だけでなく裁判官や警察官が私生活で不祥事を起こした場合は民間人よりも厳しい目が向けられますが、その点では検察事務官も例外ではないのです。

5.地味ながら検察業務を支える重要な役割

テレビドラマに登場する検察事務官はいかにも魅力的な職業として描かれる例も少なくありませんが、実際にはなかなか大変な仕事でもあります。

数多くの煩雑な事務手続きや検事をサポートする仕事をミスなく着実にこなしていくには、高い学力と法律に関する専門知識に加え、臨機応変に対応できる能力も必要です。

どちらかと言えば地道にコツコツと資料をまとめ上げたりするような仕事が多く、花形の職業を期待して就職した人は地味な仕事内容に失望を覚える可能性もあります。

しかしながら検察業務はそうした地味な作業の積み重ねで成り立っている面があるため、世界でも高水準と言われる日本の治安を維持していく上で検察事務官は欠かせない職業です。

検察業務の中で最も華々しい役割は検察官が担っていますが、その検察官も検察事務官のサポートなしでは社会正義を守る活躍ができません。

着実なキャリアパスを描ける検察事務官

ドラマで描かれるほど華やかではない地味な仕事でも、努力次第で検事になれる検察事務官。

正義感や責任感が強く、裏方の仕事にも地道に取り組める人ほど検察事務官に向いています。

検察事務官は人々が安心して生活できる世の中を守るため、検察官を支えている縁の下の力持ちです。

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