非破壊検査技術者の収入・年収は400万円。あらゆる手法を駆使して建造物や機械の劣化状況を検査

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非破壊検査技術者の収入・年収は400万円。あらゆる手法を駆使して建造物や機械の劣化状況を検査

世の中にはさまざまな技術者の職業があって、それぞれの仕事に対応する多種多様な資格も存在します。

中でも非破壊検査技術者は一般に馴染みの薄い職業ですが、社会の安全を守るために大切な役割を果たしている仕事です。

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1.平均年収は一般会社員並みの約400万円程度

非破壊検査技術者はさまざまな施設や機械を検査し、きずと劣化状態を診断する専門職です。

対象物の内部構造を調べる際には科学技術を応用したハイテク機器を駆使し、優れた近距離視力を使った目視検査では対象表面のわずかな劣化も見逃しません。

驚異的な能力を発揮して目に見えない部分の危険な兆候まで判定できる専門職だけに、収入面でも優遇されているように思われがちです。

非破壊検査技術者の勤務先は企業や公共機関からの依頼を受けて検査を行う検査会社に加え、建築会社や鉄鋼メーカー・材料メーカーなど多岐にわたります。

そうした企業に就職した場合の1年目の収入は200万円から300万円程度で、非破壊検査技術者全体の平均年収は400万円台と推定されます。

その数字は一般的な会社員の平均とそれほど変わりなく、専門性が高い職業のわりには高収入でないと感じている人も少なくないものです。

2.あらゆる手法を駆使して建造物や機械の劣化状況を検査

非破壊検査ではマンションやオフィスビル・工場などの建築物だけでなく、橋梁や水道施設・発電送電設備・鉄道・航空機など幅広い建造物や施設・機械を検査の対象としています。

それらを構成する部材や部品が劣化すると耐久性が低下し、大きな事故にもつながりかねません。

安全性と信頼性を維持するためには、構造物や部品の表面だけでなく内部にわたって劣化状態を精密に検査する必要が出てきます。

一般的な方法だとそれらの建造物や機械を破壊しなければ内部構造まで検査できませんが、さまざまな科学技術を駆使することで破壊せずに内部の劣化状態が判明できます。

非破壊検査に使われる検査法にはX線やガンマ線を使った放射線透過試験の他、超音波や磁気・渦電流・浸透液を使った探傷試験などが挙げられます。

サーモグラフィ試験・近赤外分光法などは、赤外線を使った非破壊・非接触型の代表的な検査技術です。

3.危険な場所にも立ち入らなければならない役目

非破壊検査技術者はこうした最先端の検査機器を駆使して建造物や機械の内部構造まで検査していますが、材料の劣化が表面に表れているケースも少なくありません。

さまざまな検査機器を使う検査法はコストが多くかかるため、きずや劣化をまず目視試験で診断できるかどうかで非破壊検査技術者としての力量が決まる面もあります。

拡大鏡やボアスコープ・CCDカメラなどの光学機器も使用する場合もありますが、直視による試験方法では近距離視力が欠かせません。

目視試験を行う非破壊検査技術者は、6ポイントの文字を30cm以上離れて読める能力が求められるのです。

加えて非破壊検査技術者は高層建造物・橋梁などで高所作業を強いられ、原子力発電所や地下埋設物など危険を伴う場所にも立ち入らなければなりません。

検査の対象は全国のあらゆる地方に存在するだけに、何かと出張が多い点も非破壊検査技術者として働く上での宿命と言えます。

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4.社会インフラを支える重要な職業として誇り

しばしば危険を伴う仕事で負担も重いわりに、大半の非破壊検査技術者の収入は一般的な会社員の平均水準にとどまります。

そうした点では損や役回りとも見なされがちですが、非破壊検査技術者は誰もが誇りを持って日々の仕事に取り組んでいるものです。

所属する企業は検査会社やメーカーなどさまざまですが。

全国でおよそ3万5千人ほどの非破壊検査技術者が働いていると推定されます。

メーカーの品質管理部門に勤務している非破壊検査技術者は自社製品や建造物・施設の安全性を確認し、危険な兆候をいち早く発見する重要な役割を果たしているため、会社にとってなくてはならない人材です。

検査会社に所属する非破壊検査技術者は、さまざまな公共施設や交通機関など社会インフラの安全確保に大きく貢献しています。

トンネルや橋梁・水道施設などの社会インフラは老朽化が深刻な社会問題となっており、非破壊検査技術者の役割はますます重要になっているのです。

5.資格試験の種類と10年ごとの更新

非破壊検査技術者として認定されるには、民間資格の非破壊試験技術者資格試験に合格して資格を取得する方法があります。

レベル1からレベル3までの3段階からなるこの資格試験は年に2回行われており、最も難易度が低いレベル1の合格率は50%程度です。

放射線透過試験に超音波・磁粉・浸透・渦電流の各探傷試験とひずみ測定を加えた6分野ごとに3レベルの試験が実施され、合格者は5年間有効の非破壊試験技術者資格が取得できます。

5年目には書類で資格を更新できますが、10年目になると更新できないため、非破壊検査技術者としての仕事を続けるには再認証試験に合格しなければなりません。

レベル1とレベル2の非破壊試験技術者資格試験の受験申請には一定の訓練時間が設定されていることから、検査会社やメーカーに就職した後に社内で訓練を受けて受験している人も多いものです。

専門スキルの将来性がある非破壊検査技術者の仕事

大学の理学部・工学部や高等専門学校・工業高校の機械科・電気科で学ぶ人の中には、将来の職業として非破壊検査技術者を思い描いている人も少なくありません。

収入面では平均的な会社員と大差がないとは言え、資格の強みを生かせる職業で将来性が高く、仕事に誇りを持てる職業だけに有力な選択肢の1つとされているのです。

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