金属・材料技術者の収入・平均年収は600万円台。製鉄・精錬や金属加工を支える技術職

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金属・材料技術者の収入・平均年収は600万円台。製鉄・精錬や金属加工を支える技術職

日本は自動車や家電・精密機器など機械製品の分野で世界的に高い評価を得ていますが、鉄鋼や非鉄金属など材料分野でもトップクラスの技術力を持ちます。

そうした分野の企業で働く金属・材料技術者について紹介します。

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1.製鉄・精錬や金属加工を支える技術職

産業用機械や自動車部品・家電製品・建設分野では、材料となる鉄鋼やアルミニウム・銅などの金属が欠かせません。

それらの金属材料を製造しているメーカーは鉄鋼メーカーと非鉄金属メーカーに大きく分けられ、神戸製鋼のように鉄鋼と非鉄金属の両方を手がけているメーカーも存在します。

住友電気工業や三菱マテリアルに代表される大手非鉄金属メーカーではアルミニウムや銅・チタンといった金属だけでなく、セメントやシリコンウエハー・ゴムなども含めて扱う材料も多種多様です。

鉄鋼メーカーには鉄鉱石から製鉄を行う鉄鋼大手3社の高炉メーカーと、鉄のスクラップから鉄を作る電気炉メーカーの2種類があります。

そうした鉄鋼メーカーや非鉄金属メーカーの製鉄所・精錬所・製作所・工場で機械設計や運転・監視・工程管理を担当するのが機械・材料技術者です。

鋳造・鍛造・圧延・合金といった金属加工を行うメーカーの工場でも同様の技術者が製造工程を管理しています。

2.大手鉄鋼・非鉄金属メーカーに高収入の傾向

一般に技術者・エンジニアと呼ばれる職業の平均年収は500万円前後と言われていますが、企業に勤務する技術者の給与水準は所属する会社の経営規模や業績に左右されるものです。

鉄鋼メーカーや非鉄金属メーカーの場合は必ずしも最大手の企業で社員の平均年収が飛び抜けているわけではなく、中堅クラスの企業の中にも給与水準の高い例は多く見られます。

高炉を持つ鉄鋼大手3社のうち最大手の新日鉄住金は有価証券報告書に記載された従業員の平均年収が595万円で、業界3位の神戸製鋼で550万円です。

非鉄金属最大手の住友電気工業は同じく795万円、業界2位の三菱マテリアルは715万円となっています。

いずれも金属・材料技術者だけの平均年収を示す数字ではありませんが、大手メーカーでは技術者も含めて社員の年収が概ね高水準と見られます。

電気炉メーカーや非鉄金属メーカー・金属加工会社でも中小企業に勤務する技術者の給与水準は、全般にこれより低いと推定されるのです。

3.製品の欠陥が発覚すれば甚大な影響

鉄鋼メーカーと非鉄金属メーカーに属する上場企業全体の従業員平均年収は、ともに600万円台という数字が有価証券報告書から算出されています。

製造業全体の平均年収は200万円台後半から400万円台後半と幅が見られ、技術者であっても低い給与水準で働いている人も少なくありません。

その点で日本の材料メーカーは国際競争力が高く安定した収益が見込めることから、技術者の平均年収も他の業種と比べて有利な点が窺えます。

一方では大手鉄鋼メーカーで発覚したアルミ製品等の性能データ改竄問題で、航空機や自動車・鉄道など多くの業種に甚大な影響が及んだ件は記憶に新しいところです。

金属・材料メーカーの提供する製品はさまざまな製造分野に使われるため、そうした不正や欠陥が発覚した場合は消費者の信用にも関わります。

製品の品質管理に深く関わる技術者の責任もそれだけ重く、ミスが許されない仕事に大きなプレッシャーがかかってくるのです。

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4.世界に誇る日本の最先端技術

ある意味で社会的責任も伴う金属・材料技術者の仕事には相応の専門知識が必要となるだけに、技術者たちは誰もが使命感と誇りを持って日々の仕事に取り組んでいます。

世界最高峰の技術力を持つ日本の鋼鉄メーカーや非鉄金属メーカーでは、高品質の製品を実現させるための先端技術が研究・開発されてきました。

大手鉄鋼メーカーでは鉄の成分や組織を原子レベルで解析しながら製造プロセスの革新が行われ、鋼板や線材から特殊鋼棒鋼に至るまでさまざまなニーズに応えています。

非鉄金属メーカーでもアルミニウムやマグネシウム合金などの軽金属だけでなく、ニッケル・クロム・チタンといったレアメタルや金・銀・プラチナ等の貴金属まであらゆる金属材料を手がけてきました。

そうした大手メーカーで研究開発や工程管理・機器運転に従事する金属・材料技術者は、仕事を通して世界最先端の技術力に触れられるという点でも魅力的な職業です。

5.理工系大学・大学院・高専で専門分野を学ぶ

金属・材料技術者は専門性が高い職業のため特別な資格が必要なようにも思われがちですが、鉄鋼メーカーや非鉄金属メーカーに新卒採用される際には資格の有無は問われません。

そうした企業では営業や企画・総務・経理などを担当する事務職社員も同時に募集しており、こちらは文系・理系などの学科を不問としている企業が大半です。

技術職社員の場合は高専・大学・大学院で機械・材料・電気・化学など、理工系学部・学科を卒業または卒業見込みの人が新卒採用の対象となります。

大手メーカーでも事務職と技術職では初任給に差がない企業が多く、大学卒で約21万円から22万円、修士了で約23万円から24万円が平均的な相場です。

どの企業でも欠員が出次第にキャリア採用枠で技術者を募集していますが、多くは専門的な職種ごとの募集で機械設計や開発・施工・品質保証等の実務経験が求められます。

ものづくりの国で最先端の現場に携われる金属・材料技術者

金属・材料技術者は特別に高収入が稼げる仕事というわけではありませんが、所属先のメーカーでは公共インフラも含めたさまざまな建設分野や交通機関にも金属等の材料を提供しています。

世界市場で高く評価されている鉄鋼・非鉄金属の日本製品を技術面で支える職業だけに、仕事を通じて社会貢献できる点が最大の魅力です。

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