林業の収入・年収は350万円。伐採や集材運搬だけでなく森林管理の仕事も

お金を稼ぐ方法ネット>>お金の悲喜>>林業の収入・年収は350万円。伐採や集材運搬だけでなく森林管理の仕事も

林業の収入・年収は350万円。伐採や集材運搬だけでなく森林管理の仕事も

日本は国土面積の約7割を森林が占めるという、先進国の中では最も森林率の高い国です。

それらの森林資源を活用する林業の仕事はハードだと言われていますが、仕事に見合った収入が得られるのかどうかを見ていきます。

スポンサードリンク

1.林業の平均年収は350万円前後

住宅建築や木製品の材料に木材が多く使われていた時代には、森林は所有者にとって大切な財産でした。近年では住宅工法の変化を受けて木材需要が低下し、安価で高品質の輸入材が大量に流入するようになった影響もあって日本の林業は衰退の一途をたどっていると言われています。

林業人口の減少と従事者の高齢化が進み、十分に管理されないまま放置されている森林も少なくありません。若い世代には敬遠されがちな林業は、収入面でも決して有利な職業とは言い難いのが現状です。

地域によっても給与水準に差が見られますが、初任給は16万円から20万円程度が平均的な相場です。林業会社や森林組合・第3セクターといった林業全体での平均年収は350万円前後と見られ、一般企業の平均と比べると低い水準にとどまっています。

林業の仕事は天候に左右されるため日給制が多く採用されており、出来高払いの場合は熟練者になると平均を大きく上回る高収入を得ることも十分に可能です。

2.森林組合や林業会社が主な就職先

林業に従事するには林業会社や全国に600以上ある森林組合、または第3セクターの職員という3つの就職先が考えられます。森林組合は農業で言えば農協に相当する協同組合で、森林所有者からなる組合員が共同出資して森林の管理や伐採などの林業を運営する組織です。

広域の民有林を共同で管理する森林組合の他に、限られた範囲の共有林を共同経営する生産森林組合が3000ほど存在します。私有林の所有者が農業などと兼業で独自に林業を行い、伐採した木材を原木市場や製材所などに販売して副収入を得るのが自伐型林業です。

このように林業と言ってもその就業形態は多種多様ですが、就職先として人材を広く受け入れているのは林業会社と森林組合が大半です。大手林業会社で給与水準が高い傾向が見られる一方で森林組合が現場職員に最も多くの人材を求めており、現在も進められている造林事業の多くは森林組合が担い手となっています。

3.伐採や集材運搬だけでなく森林管理の仕事も

植林から伐採・森林管理まで幅広く手がける森林組合と、伐採や集材運搬を中心に請け負う林業会社では仕事内容にも違いが見られます。森林組合に就職した場合を例に挙げれば、林業の仕事内容は以下のように季節ごとで異なります。

苗木の植え付けは通常冬から春にかけての季節に行われ、植樹に先立っては地拵えと呼ばれる整地作業も欠かせません。主材の伐採や集材運搬も夏ではなく冬場に行うのが一般的ですが、間引きを目的に行う間伐は夏から秋にかけての季節に行う重要な作業です。

夏は雑草が繁茂して苗木や幼齢木の成長を妨げ、成長した木にはつる性植物が巻きついて幹の変形などの原因となります。そうした害を防ぐためには下草刈りやつる切りといった作業が不可欠で、良質な木材にする目的で行う枝打ち作業も夏から秋にかけての大切な任務です。

林業にはこの他に林道建設や木材加工に関わる仕事があり、漆や椎茸など特用林産物の生産に従事する人もいます。

スポンサードリンク

4.体力的にきつく危険を伴う仕事

森林組合や林業会社の中には事務や営業の仕事を行う部署もありますが、多くの人手を要するのは以上のような現場作業員です。いずれも木が植えられている山の中が主な仕事場となるため、服が泥で汚れたりすることも避けられません。

基本的に雨や雪などで悪天候の日は屋外の仕事が休みになるとは言え、雨上がりや積雪期でも天気さえ回復すれば森林に入って仕事をしなければならないのです。仕事内容から容易に想像されるように、林業の仕事は体力が求められる上に何かと危険も伴います。

木を伐採する際に使われるチェーンソーや下草刈りに使用する刈払機は鋭利な刃が高速回転しているため、扱い方を誤れば大怪我につながりかねません。特に木を伐採する際には細心の注意が必要で、倒れてきた木の下敷きになって命を落とした事故の例も過去に多くありました。炎天下での下草刈りなど夏の熱中症対策に加え、スズメバチや毛虫・ヤマビルなどの害虫対策にも気を使います。

具体的な仕事内容は、伐採~造材、材搬出までの全て、林業機械オペレーション、重機操作(フォワーダによる搬出、ユンボによる集材)、山林所有者との事業契約や山林測量、山林見積もり、市場販売精算書の作成、事業の清算、補助金関係の書類作成などです。林業は恒常的に人手不足なため、いつでも雇用してもらえる安心感があります。

5.自然の中での作業に大きな充実感

林業は仕事がきつく服が汚れ危険を伴うという3Kのイメージが強いことから、若い世代には不人気の職業でした。そうした中でも近年では林業にもさまざまハイテク技術が導入されるようになり、3Kの改善が進んでいることもあって30代以下の若い世代の従事者が増加中です。

仕事をしながら大自然の中で食べる食事は最高に美味しいです。また、1日の仕事の出来映えが目で見てわかるのも良い点です。上手く木を伐採出来た時の爽快感はたまりませんし、自分が伐った木材が高い値段で売れた時は、嬉しさがこみ上げます。罠を作るノウハウを持っていれば、野生動物をジビエ的に料理して食材にできる。健康に良く、美味しい山野草も見分け出来れば、鍋にして食べられる。

輸入材に押されがちだった日本の林業もここ数年はアジア各国への輸出量が伸びており、成長産業として位置づけられるようになりました。林業は決して楽な仕事ではありませんが、自然の中で働ける仕事にはオフィスや工場・店舗での仕事にない充実感があるものです。

国や地方自治体では林業への新規就労を支援する「緑の雇用」制度も実施しています。3ヶ月間のトライアル雇用で林業への適性を確認した後、3年間の林業作業士研修を経て将来的な現場管理責任者や統括現場管理責任者へのキャリアアップが、こうした制度を通じて支援されているのです。

林業は、正月休みや盆休みが長いのも良い点です。雨の日は休みになりますし、平日休みには家族と空いている観光地や遊園地に行けます。

6.熟練の技術で大きく年収アップを狙える林業の仕事

林業の仕事で一人前になるには3年から5年はかかると言われていますが、就職するのに特別な資格は必要としません。

林業技士や伐木作業者・林業架線作業主任者などの資格は仕事を覚えながらでも取得できます。

林業は収入面で必ずしも有利とは言えませんが、山や自然を愛する人にとっては給料以上のやりがいが感じられる仕事です。

スポンサードリンク

林業の収入・年収は350万円。伐採や集材運搬だけでなく森林管理の仕事もに関連する記事

人気記事ランキング