漁業・漁師の収入・平均年収は約200万円だが遠洋漁業は高収入

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漁業・漁師の収入・平均年収は約200万円だが遠洋漁業は高収入

スーパーや鮮魚店の店頭にはいつも新鮮な魚が並んでいますが、それらは漁師の人たちが命がけで獲ってきた漁獲物です。

後継者不足と高齢化が問題になっているとも言われる漁師について、収入や将来性も含めて解説します。

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1.沿岸漁業と沖合漁業・遠洋漁業で異なる働き方

漁師が漁を行う場は海だけでなく、秋の鮭漁が特に有名な川や琵琶湖のような湖沼の淡水域も含まれます。

漁業の対象は主に天然の魚介類ですが、ブリやウナギ・カキ・ホタテなどは養殖も盛んに行われており、そうした養殖場での仕事も漁業の1つです。

天然魚を対象とした漁には大きく分けて沿岸漁業と沖合漁業・遠洋漁業の3種類があって、それぞれ漁に費やす日数と漁法・漁船の規模が違ってきます。

基本的に日帰りで漁を行う沿岸漁業はサバやアジなどの魚が主な対象で、定置網やまき網といった漁法が中心のため使われる漁船も10t未満の小型船です。

日本の排他的経済水域内でサンマやイカなどを獲る沖合漁業になると何日もかけて漁を行う例が増え、底引網など延縄など漁法の規模も大きくなります。

南太平洋やインド洋・北大西洋にまで漁場を拡大する遠洋漁業はマグロやカツオが主な対象で、1年の半分以上を海の上で過ごすという特殊な就業形態です。

2.平均年収は約200万円だが遠洋漁業は高収入

このように漁業と言っても漁法によって漁船の規模も漁に費やす日数も異なるため、漁師の就業形態から収入に至るまでが違ってきます。

漁師の稼ぐ収入は漁獲高や漁獲物の価格にも大きく左右されますが、どうしても漁船の規模が大きいほど漁獲高も大量になるため収入面で有利になってくるものです。

漁の規模が小さくなるほど漁師の収入が少ない傾向が顕著となり、個人事業主が多い沿岸漁業の漁師では平均年収が200万円程度だと言われています。

この数字は一般的な会社員の平均年収と比べるとほぼ半分という低い水準で、豊漁が続いた場合は収入を増やせる反面、不漁続きだとさらに収入が減ってしまうリスクを抱えているのです。

一方で遠洋漁業は水産会社が大きな資本を投入して大規模な漁を行っているため収益性が高く、乗組員の平均年収も600万円から800万円にまで上がります。

遠洋漁業の船長や漁労長クラスになると1000万円以上の年収を稼ぐ人がいるほど、漁業も一転して高収入の職業となります。

3.体力が必要で時に生命の危険も伴う仕事

同じ漁業に携わっている人でも小型漁船を操って沿岸漁業を展開している自営的な漁師と、遠洋漁業の大型漁船で乗組員として勤務している人では収入に大きな格差が見られることがわかりました。

一方でどちらのタイプの漁師にも共通しているのは、海の上での仕事だけに海難事故の危険と隣合わせだという点です。

事故の危険性を伴う仕事という点では川や湖での漁も同様ですが、海は天候の急な変化によって荒れやすいため危険度がいっそう強まります。

漁師という職業は時として生命の危険にもさらされるだけでなく、体力を要する過酷な仕事だという点でも覚悟しなければなりません。

漁に出る人の大半が男性で女性が圧倒的に少ないのも、網を引き上げたり魚を釣り上げたりするのに体力を要する仕事だというのが主な理由でした。

現在は水揚げなどに機械が使われる例も増えて労力は大幅に軽減されましたが、それでも漁業は何かと力仕事が多い点に変わりありません。

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4.大漁のときの達成感と喜び

漁師は以上のような危険性と体力的な厳しさに加え、魚の血で服が汚れたり魚の生臭さにさらされたりする点でも過酷な仕事です。

当然のことながら船酔いしやすい人にとっては仕事を続けるのが困難になりますが、屋外の作業だけに夏の暑さや冬の寒さにも耐えなければなりません。

そうした仕事の大変さゆえに漁業が若い人たちに敬遠されるようになり、特に沿岸漁業では収入も不安定なことから後継者不足が問題となっているのです。

それでも浜辺の町で育った若い人の中には漁師の仕事に憧れ、さまざまな困難を覚悟の上で後継者の道を選ぶ人は少なくありません。

会社員から漁師に転職した例も決して珍しくないのは、それだけ漁業という仕事に魅力がある証拠です。

大漁のときの歓喜と大きな達成感は、沿岸漁業であろうと遠洋漁業であろうと変わりありません。

命がけで獲った魚が食卓に並び、多くの人たちに喜ばれることを励みに漁師たちはハードな仕事と取り組んでいるのです。

5.自営で漁師になるのに必要な漁業権と資格

前述の通り漁師にもいろいろな就業形態が見られるため、沿岸漁業や沖合漁業を選ぶか、それとも遠洋漁業を選ぶかによっても働き方が大きく違ってきます。

水産会社などが募集している遠洋漁業の船員には募集年齢に制限がある場合でも、学歴や資格などは問われない例が大半です。

一方で沿岸漁業に携わる漁師には自分で小型漁船を操縦するスタイルの個人事業主が多く、この場合は当然のことながら小型船舶操縦士免許が必要になってきます。

小型船舶操縦士免許の国家試験には学科試験と実技試験・身体検査があって、実技試験は独学で合格するのが難しいものです。

登録小型船舶教習所や免許スクールを受講して修了証明書を得た人は、学科試験と実技試験が免除されます。

漁を行うには該当する地域の漁業協同組合に加盟して漁業権を得ることも欠かせません。

漁師を目指す人の多くは水産高校で学び、大型船での実習を経た上で水産会社に就職したり実家の漁業を継いだりしています。

工夫次第で高収入も目指せる漁業・漁師の仕事

日本人の魚介類消費量が減り、海外産の安い海産物が多く輸入されるようになって、漁業を取り巻く環境は年々厳しさを増しています。

そんな今の時代に敢えて漁師の道を選ぶ人には、水産加工品を同時に手がけるような工夫も求められてきます。

遠洋漁業なども含め、高収入を稼ぐ方法は漁師にもまだまだ多く残されているのです。

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