
お金の専門家として今話題のファイナンシャルプランナー。
ファイナンシャルプランナーは年金、保険、税金、相続や不動産などの多岐にわたってアドバイスできるプロフェッショナルです。
ここではファイナンシャルプランナーの仕事を紹介します。
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1.ファイナンシャルプランナーが活躍する場面
ファイナンシャルプランナーは主に独立して働く人(独立系FP)と、企業内で資格を活かして働く人(企業内FP)の2パターンに分かれます。
まず独立系FPと呼ばれる人は、主に顧客のライフプランやキャッシュフロー表を作成したり、資産設計相談を受けたりしています。またマネーセミナーや家計や事業経費の削減提案からの保険見直しの講師をしたりして仕事をしています。ただ日本ではファイナンシャルプランナーに相談することがあまりメジャーではありません。そのため顧客開拓のしくみを確立するまでが非常に大変です。
したがって相談料をもらうだけではやっていけない人もいます。
その場合は保険募集人の資格を取り、保険の販売も行う人が多いです。
次に企業内FPと呼ばれる人は、主に金融機関、保険会社、不動産会社にいます。
ファイナンシャルプランナーは税金・保険・年金等に詳しい為、それらの知識を活かせる会社では重宝されます。
社内でファイナンシャルプランナーの資格取得を必須としている企業もあります。
2.ファイナンシャルプランナーの気になる収入面
ファイナンシャルプランナーの資格だけでどれだけ食べていけるか気になるところではありますね。
ただ、ファイナンシャルプランナーの資格保有者のほとんどが企業に属する人なので、収入はそれぞれの企業のお給料によります。
したがって、ここでは独立系FPの収入を見てみましょう。
独立系FPの相談料は様々で特に決まりはありません。
無料で相談業務を請け負う人もいれば、著名なファイナンシャルプランナーとなると1回の相談で数万円の相談料をとる場合もあります。
無料で相談を受ける人は、保険も合わせて販売することにより保険会社から仲介手数料で利益を得ています。
よく無料相談を掲げているファイナンシャルプランナーがいますが、それがまさしくこのような例です。
さらにライフプランやキャッシュフロー表を作成した場合は作成料として数千円、会社の顧問FPとなれば顧問料をもらえます。
もっと著名になれば、本を出版する場合もありますし、テレビに解説者として出演することもできます。
その場合は印税や出演料をもらえますね。
このように独立系FPは、成功すればそれなりに稼ぐことができるでしょう。
3.ファイナンシャルプランナーの資格によるメリット2つ
ファイナンシャルプランナーの資格を取るメリットは2つあります。
1つ目はキャリアアップにつながることです。
企業内FPとして働く場合、ファイナンシャルプランナーの資格を取ると知識がそれだけ増えるので業務の幅が広がりますね。
さらに資格手当をもらえる場合や、昇進にも良い影響を与えるでしょう。
就職や転職の際にすでにファイナンシャルプランナーの資格を持っていると優遇される場合もあります。
2つ目はプライベートでも役に立つことです。
ファイナンシャルプランナーの試験は税金や年金、保険といった日々の生活に欠かせない知識が出題されます。
加入している保険の見直しから資産運用、老後の年金対策まで自分の知識を活かせるのはとても便利です。
このような点から、最近では家計の見直しに敏感な主婦が、スキルアップの為にファイナンシャルプランナーの資格取得に挑戦するケースも多くなります。
4.ファイナンシャルプランナーだけでは食べてはいけない?デメリット
ファイナンシャルプランナーは年金や保険、税金など個人にかかわる範囲だけでなく、相続や事業承継といった法人にかかわる範囲も学びます。
よって幅広い知識でお客様に対応できるのはメリットではありますが、どの分野もファイナンシャルプランナーだけが出来ると言った独占業務があるわけではないのです。
ここがファイナンシャルプランナーの大きなデメリットでもあります。
例えば税理士はお客様の税に関する具体的な相談業務を請け負うことができますが、ファイナンシャルプランナーはあくまでも一般例の提示までしかできません。
また金融機関においても投資助言行為は金融商品取引法によって禁止されています。
あくまでも抽象的なアドバイスまでです。
このように独占業務がないので、ファイナンシャルプランナーの資格だけで利益を得るのは非常に困難です。
そこで、税理士や宅建士、生命保険募集人などの資格と合わせる、いわゆるダブルライセンスを狙う人が多いのです。
ファイナンシャルプランナーでスキルアップを
ファイナンシャルプランナーの資格は難易度がそこまで高くはない3級からあります。
資格を持っていると就職や転職、昇進といったキャリアアップにつながりますし、なんと言っても自分の日々の生活にも役に立ちます。
試験も年に3回実施しているので、気軽に受けてみてはいかがでしょうか。
スキルアップできること間違いなしです。