医薬品登録販売者の収入・平均年収は300万円。薬剤師ではないが医薬品の販売ができる

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医薬品登録販売者の収入・平均年収は300万円。薬剤師ではないが医薬品の販売ができる

医薬品登録販売者は、薬剤師以外の者に対して例外的に医薬品の販売が認められる資格制度ないしその資格を持つ者を言います。

制度改正によって有資格者に対する需要が増している注目の仕事です。

医薬品登録販売者制度の概要・働き方、登録販売者の収入相場、そして良い点・悪い点をご紹介します。

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1.医薬品登録販売者とは

医薬品の販売は原則として薬剤師しかできません。

薬剤師でないにも関わらず例外的に適法に医薬品の販売を認められるのが医薬品登録販売者です。

医薬品は本来的に”毒”であり、用法によっては人の生命・健康に取り返しのつかない弊害をもたらすものです。

そのため、医薬品の販売は医療・薬学について専門的な教育を受けその成果を客観的に認められた薬剤師に限り許されてきました。

しかし、そうした教育には時間がかかるもので、さらに適性を有する者は自ずと限られます。

他方で、健康需要の多様化や高齢化といった社会の変化を背景に、一般用医薬品に対する需要が高まっています。

それにもかかわらず、従来の薬剤師有資格者の数だけではそうした変化に対応した小売需要を補いきれませんでした。

そうなると目先の利益のために法を無視して無資格者によって医薬品の販売が無秩序に行われる事態となるのが世の常です。

そうした事態に陥ることで規制があいまいとなり、国民の生命・健康をかえって危険にさらすことを防ぐために、規制を緩和し、一定の知識・経験を持つ者に対して医薬品の販売資格を拡大することにしました。

そうして誕生したのが医薬品登録販売者制度です。

2.事実上ほとんどの一般用医薬品を販売できる

薬事法の数度にわたる改正によって、現在(2018年)では、小売店は登録販売者がいれば、薬剤師がいなくても一般用医薬品を販売できるようになりました。

これに伴い一般用医薬品を取り扱う小売店も増えたこともあいまって、恒常的に不足していた薬剤師の数を補うため、登録販売者への需要は増しています。

従来から、医薬品は、病院等でだけ医師の処方に基づき販売される”医療用医薬品(処方薬)”と処方なしに販売される”一般用医薬品”に分類されています。

後者はさらに、危険性に応じて”要指導医薬品”、”第1類医薬品”、”第2類医薬品”および”第3類”に分類されています。

こうして分類される医薬品のうち、登録販売者は”第2類医薬品”および”第3類医薬品”の販売だけが許されています。

医薬品登録販売者が販売できる医薬品の種類は限られているとはいえ、日本で販売される医薬品の9割は第2類医薬品、第3類医薬品だと言われています。

つまり、登録販売者は実際にはほとんどの市販用医薬品を販売できることになります。

3.医薬品登録販売者の平均年収は300万円程度

登録販売者は一般的には医薬品を小売する事業主と雇用契約を約し働いています。

この場合、登録販売者の収入は契約相手が定める賃金水準によって左右されます。

一例として、正社員として雇用される登録販売者であれば年収300万円程度が相場です。

これには、登録販売者資格を有することに対する資格手当を含みます。

資格手当自体は一般的には月額5000円ないし2万円程度と多少開きがあります。

なお、これと比べて薬剤師の場合、同じく店舗勤務であっても年収700万円程度が一般的とも言われます。

随分と開きがありますが、それだけ重宝される資格ということでしょう。

収入の面ではあまりメリットがない資格にも思えますが、先程もご紹介したように、登録販売者に対する小売事業者の需要は高まっています。

さらに、平成26(2014)年の法改正により医薬品の一部ネット通販も許されるようになったことで、登録販売者に対する需要も今後さらに増すことが予想されます。

そのため、薬品・小売業への就業機会の面ではメリットのある資格といえます。

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4.良い点:安定した就業機会とやりがい

登録販売者はいわば一般用医薬品のプロフェッショナルであり、事実上、日本国内で市販される医薬品のほとんどを販売することができる資格です。

そうした実態はまた、一般用医薬品こそ人々の日常における健康・美容を支え生活の質を高めることに貢献するものだといえます。

したがって、登録販売者は、その意味で、医師・薬剤師よりも、医薬品を通じて人々の生活の質を高めることに貢献する社会的な価値の高い仕事だといえます。

実際に、登録販売者の仕事で重要なのは、小売店舗で地域の人々などに密着し、健康相談に応じて適切な医薬品を紹介したりあるいは薬剤師・医師への相談・受診を勧めたりすることです。

働き方次第では人との繋がりを充実させとてもやりがいのある仕事となりうるでしょう。

また、ずば抜けて高収入というわけではないものの、有資格者への需要の高さから、就業機会に恵まれ食うに困らない仕事といえるでしょう。

さらに、規制が緩和され医薬品のネット販売の禁止が解除されたことは見逃せません。

登録販売者への需要は現在も増加しつつあり、今後の規制の在り方次第ではさらにメリットが増える可能性もあります。

5.悪い点:未経験者の資格取得にはさほどメリットがない

とはいえ、現状では登録販売者資格を持っていたところで年収にはさして影響がありません。

数年前まで登録販売者資格の受験資格として数年の実務経験(薬品小売店舗での勤務経験)が求められていたことからも、既に小売店で働いている人が取得するならまだしも、実務経験がない人が就職のために取得を目指すだけの価値がある資格とは現状では評し難いでしょう。

また、実際の働き方は一般的な小売店舗での小売店員と異なりません。

店舗での品出し・陳列やレジ業務などそれなりに体力を要する仕事もこなさなければなりません。

また、一般消費者からのクレームにも応える必要があります。

登録販売者の資格を持つが故に他の一般従業員が答えにくい質問・相談にも応じなければならないため、一般小売店員よりも若干業務負担が増える場合もあります。

ほぼすべての薬を販売できる医薬品登録販売者

医薬品登録販売者は法改正によって誕生した新たな仕事であり、事実上、日本国内で流通するほとんどの一般用医薬品を販売するために欠かせない資格であることから、今後も需要が増すことが予想されます。

しかし、現状では医薬品小売業未経験者が就職対策等のために特に取得するメリットは少ないと言わざるを得ません。

もっとも、資格を持っていることで就職は安定し、また今後さらに活躍の幅が拡がることも期待できる仕事です。

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