酪農家の収入は400万円。市場価格の変動が大きい生乳販売が収入の柱

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酪農家の収入は400万円。市場価格の変動が大きい生乳販売が収入の柱

獣医師やペットショップ店員・調教師・訓練士など、動物と接する職業にはさまざまな種類があります。

中でも牛の世話をする酪農家はきつい仕事というイメージもありますが、実際にどれだけ大変なのか調べてみました。

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1.市場価格の変動が大きい生乳販売が収入の柱

牛や豚・鶏などの家畜・家禽を飼育して畜産物を得る職業を畜産業と言いますが、その中でも乳や乳製品を生産する畜産農家は酪農家と呼ばれています。

日本の酪農家は大半が牛を飼育し、牛乳や乳製品の原料となる生乳の生産を主な仕事としています。

乳牛を飼育している酪農家の中には穀物や野菜などの栽培と兼業する形で、数頭程度の小規模家族経営としている場合も少なくありません。

従業員を雇って数百頭の乳牛を飼育している大規模牧場も北海道などに存在するため、酪農家と言っても経営規模には大きな違いが見られます。

販売される生乳は市場価格が必ずしも一定せず、季節的変動の例も珍しくないことから、酪農家の平均年収を算出するのは困難です。

牧場に従業員として雇用される場合はアルバイトやパートの形態が多いため、就職1年目の年収は200万円台と言われています。

酪農経営者になると経営規模や経営の合理化次第で年収400万円以上を稼ぐことも可能です。

2.朝晩の搾乳から牧草収穫まで多忙な仕事内容

酪農家の仕事は朝の早いのが特徴で、それは搾乳の時刻が朝晩2回とされていることによります。

乳牛は定期的に乳を搾ってやらないと細菌に感染したり乳房炎という病気にかかったりするため、1日に2回は搾乳する必要があります。

現在では大半の牧場で搾乳にミルカーと呼ばれる機械を使用し、接続されたパイプラインを通じて生乳を集めて冷蔵保管した後、牛乳工場などに出荷しています。

搾乳作業そのものは機械化されたことで以前よりも楽になりましたが、搾乳のたびにミルカーを消毒したり乳牛の衛生維持のため牛舎を清掃したりする作業は人の手で行わなければなりません。

乳が出るようにするためには乳牛が年に1回は子牛を生む必要もあるため、種付けと呼ばれる人工授精の手配や出産の手伝いも酪農家の大切な仕事です。

乳牛のエサとなる牧草の収穫や発酵・貯蔵加工も酪農家の仕事内容に含まれ、バターなど乳製品の加工を手がけるケースもあります。

3.牛に合わせた生活で休日も取りにくい苦労

大規模経営の牧場では大勢の従業員を雇って分業化が進み、24時間体制が求められる乳牛の健康管理なども交代で対応できるため酪農家の負担が軽減されています。

従業員を雇うだけの余裕がない家族経営の小規模酪農家では、経営者自身の生活を牛に合わせなければなりません。

牛の出産や病気のときには昼夜を問わずに世話をする必要があるため、生活が不規則になる上に休日も取りにくいものです。

乳牛は本来であれば温厚な動物ですが、神経質な性質も持っているためストレスがかかると人の言うことをきかないような場合も出てきます。

牛舎を衛生的に保って牛の健康管理をしながら世話をする仕事は重労働で、ある程度の体力がないと務まらない仕事です。

動物が好きで酪農家を志しながら、そうした点で思い通りにならないために挫折してしまう人も少なくありません。

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4.動物の世話にやりがいを感じられる人に適性

酪農家の仕事は単に動物好きだというだけでは長続きしないほどハードですが、動物の世話をするのが苦にならない人に向いた仕事という点には変わりありません。

牛に愛情を注ぎながら接することができる人ほど、毎日のきつい仕事にも大きなやりがいを見いだせるものです。

小規模経営の酪農では高収入を実現させるのも難しいと言われますが、酪農経営が軌道に乗ったら将来的に経営規模を拡大することで年収の大幅アップも夢ではありません。

生乳の市場価格は低迷傾向にあるとは言え、牛乳の原料用生乳は安価な海外製品が輸入されることがないため安定収入につながります。

加工用生乳は輸入品との価格競争にさらされていますが、牧場内で乳製品の加工を行う6次産業化で高収益に結びつけている例も少なくありません。

生乳と乳製品のブランド化や観光化で付加価値を高めるアイデアも含め、酪農ビジネスには大きな可能性が秘められているのです。

5.牧場就職や酪農ヘルパーとして経験を積む道

将来的にそうした酪農ビジネスの展開を夢見ている人でも、まったく経験がない場合は酪農に関するさまざまな専門知識の勉強から始めなければなりません。

牛の繁殖や生理・栄養・衛生面に関する知識や技術だけでなく、飼料に関する基礎知識や酪農経営に関する知識に至るまでが酪農家に必要とされます。

農業系の大学や専門学校でそうした専門知識を学び、搾乳などの研修を受けて実技を身につけるのも酪農家を目指す1つの方法です。

または従業員を募集している牧場に就職し、働きながら酪農に関する知識や技術を学ぶという道もあります。

最近では比較的小規模の酪農家でも休日を確保する目的で、搾乳やエサやり・牛舎清掃などの仕事を酪農ヘルパーに委託する例が増えてきました。

ホームステイの形でそうした酪農ヘルパーを受け入れている牧場も全国に多く存在し、自分が酪農に向いているかどうかを実際に体験してみて判断しようという人が多く働いています。

工夫次第で年収400万円以上目指せる酪農家

生乳価格の伸び悩みや加工用生乳の輸入増加による価格競争激化など、酪農家を取り巻く状況は決して楽観視できません。

その一方では経営の効率化や6次産業化のアイデア次第で高収益を得ることも可能な点に、酪農家の大きな魅力があります。

仕事内容はハードですが、動物好きの人にとって酪農家は天職とも言える職業です。

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